初の海外旅行は出発からヤバかった。
飛行機出発時刻に遅れたのだ。離陸時刻の2時間前にはチェックインせよとのことだったが、僕がついたのは離陸時刻の15分前だった。
寝坊でもしたかと言えば、そうではない。むしろ、出発の6時間前には新宿にいたのだ。新宿から成田までは6時間あれば十分だろう。が、あまりにも早く着くと思ったので、ビリヤードをして時間を潰していたのだった。
 潰しすぎてしまった。出発は確か、18:30だったが18:00にはまだ電車の中だった。僕は思った『あ〜、どうしようか・・・友達や親には何ていえば言い。成田付近で1ヶ月間潜伏してようか。そして、アメリカはこうだったと適当に言えばいいか。しかし、ここで何とかできるはず。おれならできるぞ。』

 空港に着くやいなやまず、受付スタッフがいるところまでダッシュ。それはどこの航空会社でも良かった。そして、「マレーシア航空なんですけど、何とか今から乗せてください。どうしても18:30の便でアメリカに行かなくてはならないんです。一生のお願い!」
 するとスチュワーデスらしき人は表情を曇らせながらすぐにマレーシア航空に電話してくれて、僕の代わりに飛行機を待つ交渉をしてくれた。
すると、すぐにマレーシア航空に人が迎えに来て飛行機まで連れて行ってくれるとのことだった。

 当然、他の客たちは全員飛行機でシートベルトを終わっていた。僕も慌てて、荷物をシェルターに収め、ほっとして座席に沈み込んだ。
これほどの遅刻は人生のうち初めてだったし、これほど助かったと思ったこともなかっただろう。

 それから、ほっとしたついでにワインと食事のパンをガンガン御代わりをして、すっかり酔っ払って爆睡してしまった。気づいたらL.Aの空港に着いていた。

 あれ、そういえば、僕はどこにいくんだ!?
このとき初めて気づいた。自分がアメリカに着たけど、これと言った目的地もないって事が。しかも地理もほとんどわかってなかった。
慌てて回りの座席を見回すと、案の定、日本人らしき女の子のグループがいた。
こういうときこそ、日本人だ。世界で一番親切な国民!
地図もないし、アメリカのどこら辺に着いたのかもよくわからない。これからどこに行けばよいのかもわからないと。 と、相談すると、いくつかの場所をピックアップしてくれてさらに、地図ももらってしまった。
地図ゲット!ラッキー

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